鉄道模型は走らす楽しみの他に作る楽しみもある。最近は完成品で何でもそろうので作る必要もないのだが、楽しみの半分を自ら放棄するのはもったいない話。そんなことを考えながら天賞堂MR新宿店へ日曜日に行ってみるとブラスキットを組む実演をしている人が!(あとで聞いてみると第2、第4日曜日の月2回夕方5時位まで実演をしているとのこと)「これは神がキットの道に足を踏み込めと言っているのだ!」と勝手に解釈、早速相談してみることにした。(記事制作協力:天賞堂MR新宿店)
私自身も真鍮製のキットは初体験、半田は配線の結合に使用する位。その点では「興味はあるけどイマイチ敷居が高くて・・・」という人にはこのレポートは等身大で見てもらえると思う。しかし簡単に「始めてみたいのですけど・・・」とは言ってみたけれど実演をしていた男性(以下師匠)は「聞きたいことがあったら教えてあげるけど簡単じゃないよ。」と厳しいお言葉。しかし続けて「まずはどんなキットにするのか店長と選びなよ」と優しい言葉もかけてくれた。その言葉を受け早速店長と選んだキットはこれだ。
初めてなのでまず編成ではなく1両で完結するもの、そしてパーツ点数がそれほど多くないものが候補に挙がった。そして私が小田急線沿線に住んでいることもあり昔御殿場線乗り入れで活躍した小田急キハ5100を作成してみることにした。また同時に半田ごての先を洗浄する塩化亜鉛溶液も確保した。
キットをばらしてみた写真がこれ。ボディ、前面パーツX2、ベンチレータX5、屋根上機器、そして1枚の紙切れの説明書。実質半田付けはボディが外板とサッシ部を表現した内板を接合するだけ。前面パーツやベンチレータなどホワイトメタル(銀色)のパーツは熱に弱いので接着剤の使用となる。若干物足りない気もしたけど取扱説明書には「鉄道模型の工作に関して基礎知識のない方には適さないものです。改造工作の経験のある方向けとなっております。」と書いてある。試しにボディと前面パーツを合わせてみるとグリーンマックスのキットのようにはぴったり合わない。不安が走る。
キットを持って再び師匠に話を伺う。このキットを組む注意点は2点。
・板厚が薄いので曲がりには注意。取り扱いもそうだが、半田の熱にも注意が必要。師匠はHOが専門なのでどのW数がベストとはいえないけど最高で60W、むしろ30Wでもいいんじゃないかと言うことだった。熱すぎるコテはボディを歪ませてしまうとのことだ。コテとコンセントの間にコントローラを入れるのがベストのようだ。
・ホワイトメタルパーツ(銀色のパーツ)は熱に弱いので接着剤を使用すること。2液式の接着剤が乾燥時間などからもいいみたい。
また半田工作を楽しむ上で必要な工具も教えて貰った。大半は家にあったけどやはり模型工作で使用する特別な工具もあり無い物は買い足しが必要だ。
1 半田コテ
2 半田コテ台(下のスポンジでコテ先を洗浄できる。ここまで立派でなくても可)
3 塩化亜鉛溶液(フラックス、コテ先の洗浄に使用。キットにコテを当てる前に軽く先を浸ける)
4 半田(普段見る線状の物と異なるけど含有物が違うみたい。これはいわゆるプロ用)
5 ペースト(半田付けする前に付ける)
6 竹籤(ペーストを盛るのに使用)
7 金属製のピン(接着するパーツを押さえる。キット制作時の手先となる)
8 半田ごて調整用のコントローラ(無くても可だけどあった方がいい)
9 治具(10センチ四方の木の一方に突起がある物、HO製作用なのでNのボディを作るなら自分なりにアレンジが必要とのこと)
一通り説明を聞いたところで「難しそうだな」と思っている私に店長が「とりあえずまず一つ組んでみなよ。組む楽しさが分かってきたら2個目、3個目と挑戦していくんだよ。そうすれば腕も上がるし、好きな車種も作れるようになるよ。」と声をかけてくれた。最初に考えていたほど簡単では無さそうだけれど、絶対に無理!というものではなさそうだ。師匠&店長から教わった注意点に留意して次回よりいよいよ製作開始!またレポートを継続してゆくのでお楽しみに!!
こんなの 作れるようになる日来るのでしょうか?(w
取材協力:天賞堂MR新宿店(この記事はRAILBOY管理人のキット制作のドキュメントを記事にするにあたり、必要な店舗での撮影やアドバイスを天賞堂MR新宿店様にご協力いただいたものです。本記事企画構成などはRAILBOYが実施しているものであり天賞堂様オフィシャルは一切関係ありません)
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